事例紹介
CASE
7つのセンターを⼀括運営。
「センター間輸送」で実現する広域物流と持続可能な配送網
7つのセンターを⼀括運営。
「センター間輸送」で実現する
広域物流と持続可能な配送網
株式会社ヨークベニマル様
- 業種
-
- ⼩売
- 惣菜製造
- 課題
-
- ドライバー・作業員不⾜
- 待遇改善
- ソリューション
-
- 店舗別仕分け・配送
- 調達物流
- 保管
- 幹線輸送
導入効果
- 店舗網拡⼤に合わせ、効率的な物流ネットワークを構築
- 「センター間輸送」で柔軟な輸送体制を構築し、ベンダー様の納品負荷を軽減
- ベンダー企業様の物流課題を解決し、サプライチェーン全体で持続可能な物流を実現
今回インタビューにお答えいただいたのは…
株式会社ヨークベニマル
物流事業部 事業部⻑
鈴⽊ 孝様
5県にまたがる250店舗を⽀える物流ネットワークの構築
当社は福島、⼭形、宮城、茨城、栃⽊の5県で約250店舗を展開する⾷品スーパーマーケットです。
地域のお客様の⾷⽣活を豊かにすることを使命とし、⽣鮮⾷品をはじめとする多様な商品を提供しています。
ロジスティクス・ネットワーク様とは2005年に郡⼭センターが稼働して以来、20年以上にわたるお付き合いになります。
現在は北関東と南東北にある7つの物流センターの運営を委託しており、当社の物流業務の約6割にあたる低温物流の領域で⽇々の店舗運営に不可⽋な役割を担っていただいています。
⾷品スーパーマーケットである当社にとって、⾷品の物流は事業の根幹です。
特に⽣鮮⾷品や冷凍・冷蔵⾷品といった温度管理が必要な商品の流通を安定して⾏うことが重要です。
ロジスティクス・ネットワーク様には⽣鮮⾷品や⽇配品まで含めた幅広い冷蔵品を適切な温度管理のもと、各店舗まで届けるTC機能を7つのセンターに委託。
さらに、そのうちの2つのセンターではDC機能も備えており、冷凍品の保管と効率的な配送もお願いしています。
このほか、当社が運営する惣菜⼯場で製造した商品もロジスティクス・ネットワーク様の物流網を通じて各店舗へ配送されており、まさに事業に不可⽋なパートナーとして信頼を寄せています。
広域店舗網への効率供給を実現する「センター間輸送」
各店舗に多様な商品を安定的にお届けするためには、広範囲をカバーする効率的な物流網が不可⽋です。
しかし、店舗の増加にともない商品供給ルートは複雑になるため、取り扱う商品が多岐にわたる当社のような業態では、全体の物流を最適化することが常に課題となります。
また、この広域店舗網に対して、特に地域に根差した中⼩規模のベンダー様にとっては、各エリアに点在する当社の物流センターへ個別に商品を納品することが物流コストや⼿間の⾯で⼤きな負担となっていました。
ベンダー様が全センターへの納品を⾃社でカバーしきれない場合、良い商品であっても当社を通じた販売機会が限定されてしまう可能性も危惧していました。
こうした課題に対し、当社はロジスティクス・ネットワーク様とともに「センター間輸送(横持ち)」の仕組みを構築しました。
これは7つのセンターをロジスティクス・ネットワーク様の輸送網で結び、どこか1つのセンターに商品が納品されれば、そこからほかの全センターに商品を届けられる仕組みです。
この対策により、ベンダー様は最寄りのセンター1カ所に納品するだけで、当社の全店舗に商品を供給できるようになりました。
配送の⼿間やコストの削減につながり、⾃社で物流網を持たない中⼩メーカー様にとっては⼤きなメリットとなっています。
実際、「この仕組みがあるからヨークベニマルの全店舗に商品を届けられる」との声も寄せられています。
当社にとっても、お取引企業様の販売機会が拡⼤することは店舗の品ぞろえの充実につながり、お客様に多様な商品を安定的に提供できるというメリットがあります。
「センター間輸送」はロジスティクス・ネットワーク様に当社の7つの物流センターの運営を⼀括してお願いしているからこそ、実現できた仕組みです。
この⻑年にわたる「センター間輸送」のノウハウは、現在では「NL+LiNk」というサービス名称で、ロジスティクス・ネットワーク様が他の企業様へも展開されていると伺っています。
サプライチェーン全体で取り組む物流改善
当社では、将来にわたって新鮮な商品を毎⽇店舗に届けていくために、サプライチェーン全体で協⼒して持続可能な物流体制を構築することが不可⽋と考え、ロジスティクス・ネットワーク様とともに具体的な対策を進めています。
たとえば、ドライバーさんの作業負荷を軽減するため、従来は店舗への配送後にドライバーさんが対応していた空コンテナの仕分け作業をセンター側の業務としてロジスティクス・ネットワーク様に担っていただく形に変更しました。
この改善により、ドライバーさん1⼈あたり平均30分以上の作業時間短縮を実現。
効果が確認できたため、ほかのセンターへも順次展開しています。
また、ベンダー様も同様の物流課題を抱えていることから、ロジスティクス・ネットワーク様が主体となって当社の主要なお取引先企業約200社に対し、物流の困り事についてのアンケート調査を実施していただきました。
その結果、「特定の曜⽇に物量が集中し、⾃社で運びきれない」「⾞両の⼿配が困難になっている」などの困り事が寄せられました。
そこで、当社の物流担当と商品部、そしてロジスティクス・ネットワーク様のご担当者が三者⼀体となってお取引先様を訪問。
状況を詳しくお伺いし、集荷代⾏やセンター納品への切り替えといった負担軽減策を⼀緒に検討し、実⾏に移しています。
こうした課題はすぐに解決するものではありませんが、サプライチェーンも⼀体となって地道な改善を積み重ねていくことが、将来にわたる持続可能な物流の実現につながると考えています。
変化に対応し、未来を⾒据えた物流DXに挑む
将来的な労働⼒不⾜を考えると、⼈だからできる価値を⼤切にしつつも新しい技術の導⼊は避けられません。
そこで、現在検討しているのが、省⼈化・省⼒化に向けたDXやロボティクスの活⽤です。
⽣鮮⾷品を扱うため、すべてを機械化することは難しいですが、ロジスティクス・ネットワーク様と情報交換を重ねながら、物流スキームのどこに最新技術を導⼊すれば効果的なのかを検討し、可能性を模索しています。
また、環境への配慮も今後の重要なテーマです。
現在、⽔素燃料電池トラックを福島県内の⼀部店舗への配送に導⼊し、環境負荷低減に向けた先進的な実証実験も進めています。
まだ課題はありますが、さらに知⾒を深めていきたいと考えています。
今後も⽇々のオペレーションを着実にこなしながら、こうした新しい試みにも積極的に取り組んでいく考えです。
ロジスティクス・ネットワークの印象は?
ロジスティクス・ネットワーク様は当社の事業や⽅針を深く理解し、「店舗」と「その先にいるお客様」を常に意識して業務にあたってくださっています。
物流品質についても安⼼・安全・確実を⾼いレベルで遂⾏してくださっているので、全幅の信頼を寄せています。
また、要望に対する改善提案や実⾏のスピードが早く、指⽰や情報が全拠点にスムーズに伝わる点も⼤変助かっています。
特に印象深いのは、2011年の東⽇本⼤震災後の対応です。
仙台の物流センターが津波で⼤きな被害を受けた際、即座に郡⼭センターを中⼼に物流機能を代替し、被災地の店舗への商品供給を継続してくださいました。
関東からの納品便の⼿配も含め、迅速な対応のおかげで、地域のライフラインとして早期に店舗運営を再開することが可能となりました。
現在は当時の経験を活かして各センターでBCP(事業継続計画)を策定し、災害時の対応を明確化しています。
我々が⽬指しているのは、共に物流課題に向き合うパートナーシップです。
ロジスティクス・ネットワーク様のご協⼒をいただきながら、今後も物流環境の変化に柔軟に対応し、持続可能な物流を構築していきたいと考えています。
お客様紹介
株式会社ヨークベニマル様
東北地⽅を代表する⾷品スーパーマーケットチェーン
東北地⽅を代表する
⾷品スーパーマーケットチェーン
1947年に創業し、現在は福島県を中⼼に、宮城県、⼭形県、栃⽊県、茨城県の5県で約250店舗の⾷品スーパーマーケットを展開しています。
地域密着型の店舗運営と、5箇所(郡⼭4⼯場 仙台1⼯場)の惣菜⼯場を持つ製造⼩売としての強みを活かした商品展開が特徴です。
東⽇本⼤震災後の復興にも⼤きく貢献し、地域のライフラインとしての役割を果たしています。
所在地:福島県郡⼭市⾕島町5番42号
※掲載情報は2025年5⽉時点の内容です。