事例紹介
CASE
パレット輸送化と道外拠点設⽴で、
次世代の物流体制を⽬指す
パレット輸送化と
道外拠点設⽴で、
次世代の物流体制を
⽬指す
株式会社北海道フーズ様
- 業種
-
- 食品製造
- 課題
-
- ドライバー不⾜
- ⾞両不⾜
- 在庫管理
- ソリューション
-
- 保管
- 幹線輸送
- 物流改善
導入効果
- ⼗勝エリアの他企業との共配で輸送を効率化
- 在庫や輸送状況をシミュレーションし、物流の無駄を改善
- パレット輸送と道外拠点設⽴で安定輸送の実現へ
今回インタビューにお答えいただいたのは…
株式会社北海道フーズ
常務取締役
加藤 興次様
北海道⼗勝から全国へ、国内最⼤級の農産加⼯を⽀える物流パートナーシップ
当社は北海道⼗勝地⽅の⼠幌町で、JA⼠幌町の⽣産⼯場として1973年に創業した会社です。
冷凍⼤⼿⾷品メーカーなどへのOEM製品を⼿がけており、主⼒製品はニチレイフーズ様向けのポテトコロッケです。
その他、冷凍フレンチフライポテトや冷凍カット野菜、スナック菓⼦などを製造しており、農産物加⼯では国内最⼤級の規模を誇ります。
ロジスティクス・ネットワークとのお付き合いが始まったのは2007年頃。
当時、当社は物流業務に多くの⼯数を取られており、本来注⼒すべき販売活動などに⼗分なリソースを割けない状況でした。
その課題認識のもと、物流改善提案をいただいたことをきっかけにパートナーシップがスタートしました。
⻑年にわたり当社の物流を⽀えてもらい、その関係性は時代とともに変化しながら続いています。
私たちにとってロジスティクス・ネットワークは、物流全体の仕組みを改善してくれるパートナーという存在です。
現在は、当社の⽣産量の約75%を占める冷凍製品の物流をロジスティクス・ネットワークにお願いしています。
北海道という⽴地は本州の主要消費地までの物理的な距離はもちろん、道内も広いため集荷・配送に時間がかかります。
また、⽣産地である北海道から本州への出荷量に対し、消費地である本州から北海道への⼊荷量が少ないため、特に収穫期には本州へ向かったトラックが復路の荷物を確保できず北海道へ戻りづらくなり、⾞両不⾜に陥るという課題もあります。
こうした中で効率的な輸送を実現するために、⼗勝・北⾒エリアのほかの⾷品メーカーとの共配も実施。
これにより、輸送の安定化とコスト効率の改善を図り、運送会社様にとってもメリットのある関係を築くことができています。
物流現場の無駄を可視化。データ活⽤と仕組み改善による最適化
ロジスティクス・ネットワークとの取り組みの中で、特にその価値を感じているのは、物流の仕組みそのものを改善していくプロセスです。
当社の物流業務は、需給から物流、売上管理、購買機能など業務が多岐に渡っており、以前はそれぞれの関連性が見えづらく、非効率な部分を把握しづらいという課題がありました。
たとえば、⾃社倉庫と近隣の外部倉庫の間で商品の無駄な⾏き来が発⽣し、コストの増加やリードタイム⻑期化の原因になっていました。
こうした課題に対し、ロジスティクス・ネットワークは詳細なデータ分析を⾏って現状を可視化し、具体的な改善案を提⽰。
緻密なシミュレーションによって倉庫ごとの在庫配置を最適化したことで輸送の無駄がなくなり、集荷場所の削減や輸送コストの削減につながりました。
詳細な物流データの可視化、分析、それに基づいた改善は当社のみでは難しく、こうした⽀援は⼤変役⽴っています。
また、最新の市場動向などをいち早く共有し、必要に応じて対応策を提案してくれるものありがたいですね。
ロジスティクス・ネットワークとの⽇常的なコミュニケーションは遠⽅ということもあり、オンラインツールを活⽤していますが、世の中の流れに合わせていち早く導⼊や活⽤のサポートをいただいたことも助かりました。
現在は、以前と比較すると、物流担当者の業務は多方面に及んでいますが、これらの改善により、効率的に業務を遂行することが可能になり、物流にかかっていたリソースの一部を販売活動などのコア事業にシフトさせることができるようになりました。
これは当社の事業成⻑にとって⾮常に⼤きな意味を持っています。
パレット輸送と道外拠点設⽴で安定輸送を⽬指す
近年は、物流業界全体でドライバー不⾜や労働時間規制強化により、安定的な輸送の維持が困難になってきています。
特に⻑距離輸送やバラ積みバラ降ろし作業が前提となっている当社の物流にとって避けては通れない課題です。
この課題に対し、ロジスティクス・ネットワークからの提案で検討を進めているのが、パレット輸送化です。
ドライバーによるバラ積みバラ降ろしからパレット輸送に切り替えることで、ドライバーの作業負荷を⼤幅に軽減することを⽬指しています。
まずは、関⻄エリア向けの⼀部製品でパレット輸送のテスト運⾏を計画しており、実現に向けた課題の洗い出しに取り組んでいます。
もう1つ進めているのが、北海道以外の場所に荷物を集約する中継拠点を設け、そこをハブとして各拠点に配送する「ハブ・アンド・スポーク⽅式」の導⼊です。従来は北海道から全国へ直送していましたが、主要消費地に近い関東エリアに在庫拠点を設け、そこから各納品先へ配送する⽅式を検討しています。
実現すれば、リードタイムの短縮や、より柔軟な配送対応が可能になると期待しており、早期の稼働開始を⽬指してロジスティクス・ネットワークと計画を進めています。
これらの取り組みは⼀朝⼀⼣に実現できるものではありませんが、持続可能な物流体制を築くために避けては通れない道だと考えています。
⽣産能⼒の増加にともない、物流⾯も進化させていく
当社はこれからもお客様に安全・安⼼でおいしい⾷品をお届けするため、事業の進化を続けていきます。
今後は2026年に最新設備を備えた新⼯場が稼働を開始する予定であり、生産効率の向上が期待されます。
また、OEM事業の強化なども積極的に進めていく⽅針です。
こうした事業の成⻑を⽀えるためには、物流⾯の進化も不可⽋です。
現在検討しているパレット化や道外在庫拠点の実現はもちろん、中⻑期的には、⾃社倉庫の⽼朽化にともない在庫保管や輸送⽅法の最適化を検討していく必要もあります。
ロジスティクス・ネットワークには、これらの課題解決に向けた具体的な提案と実⾏⼒、そして未来を⾒据えた広い視野でのサポートを期待しています。
特に、⽇本の冷凍物流における業界標準の確⽴に向けたリーダーシップを発揮し、業界全体の⾮効率さを解消していくような取り組みを進めてほしい。
それが産地にいる⾷品メーカーとしての願いです。
これからも良きパートナーとして、変化に対応しながら共に未来を切り拓いていけることを楽しみにしています。
ロジスティクス・ネットワークの印象は?
⻑年のお付き合いを通じて、当社の事業や課題を深く理解してくれているという安⼼感があります。
強みはやはりデータに基づいた分析⼒と、それをもとに物流全体の仕組みから改善提案をしてくれる点です。
⽇常のコミュニケーションもスムーズで、困ったときには親⾝になって相談に乗ってくれます。
今後も業界のリーディングカンパニーとしての知⾒を踏まえながら、⼀層チャレンジングな姿勢で新しい物流の形を提案してもらいたいです。
お客様紹介
株式会社北海道フーズ様
⼤⼿⾷品メーカー・製菓メーカーの商品を製造
⼤⼿⾷品メーカー・
製菓メーカーの商品を製造
1973年にJA士幌町の食品工場を運営する会社としてスタートしました。
原料調達から製品出荷までの一貫生産体制が強みです。
北海道⼗勝エリアの豊かな農産物を活かし、ポテトコロッケや冷凍野菜、ポテトスナックなどを製造する食品加工メーカーとして、ニチレイフーズ向け冷凍ポテトコロッケをはじめ、安全・安⼼で⾼品質な製品を全国に供給しています。
環境対応として、工場のフリーザーの冷媒をフロンから自然冷媒に切り替える計画も進めており、2026年3月には、業務用コロッケを製造しているラインの一部を新設する工場建物に移設する予定です。
所在地:北海道河東郡⼠幌町字⼠幌⻄2線146番地
※掲載情報は2025年5⽉時点の内容です。